町田商店横浜店の立ち振る舞い方完全マニュアル
ご無沙汰しております、ラーメンつけ麺僕イケメンでお馴染みの林です。
今回は、林のあてにならないフェルミ推定によって「読者の7割がいまだラーメン屋に行った経験がない」ことが判明したので、吾輩が1週間に1回は必ず行く鶴屋町の町田商店横浜店で、人はどのように立ち振る舞えばよいのか、をお届けできたらと思う。
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まず、町田商店横浜店の説明からいこう。
町田商店のラーメンは家系ラーメンで、味はほかの家系に比べて豚骨の色が強い。
かわいいうずらのたまごが乗っているのも一つの特徴だろう。
そして何より、私がお気に入りなのは、彼らのボイスである。
彼らのボイスを浴びせられた人は皆、落ち込んでいた時のあのブルーな気持ちがいかに滑稽かを思い知らされる。
サービスも最高だ。
スープまですべてを飲み干すと、完まく券というものをもらえスタンプを10個集めるとラーメンを無料で1杯サービスしてくれる。
とりあえず、元気があるということだけおさえておいてくれれば、もうこのブログを読む必要はない。
では早速時系列に合わせて10点重要なポイントを押さえながら説明していこう。
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①入り口から入る
これは説明したくても、説明できないほどに当たり前でこの常識を覆せるやからは堂々と名乗り出てほしいところだ。
②入り口入ってすぐの券売機で食券を買う
680円から、しょうゆラーメン、塩ラーメンの類のスタンダードなラーメンを選べ、味玉や、ねぎをのせればのせるほど金がかかる。
金さえあれば券売機の券がなくなるまで同じボタンを押しまくる遊びをしてもいいかもしれない。
中でもおすすめなのは、トッピングの野菜。
野菜といいながらほとんどもやしというそのギャップに萌えるが、圧倒的なその量に驚きを隠せず、一人で食べようとしてもなかなか食べきれないほどの量なため、友人、彼女、彼氏、親、ゴリラ、どの類でもいいが2人以上で行った際にたのむといいだろう。
③近寄ってくる店員に券を渡し、お好みはございますか?の声に答える
「巨乳です。」
と答えてもいいところではあるが、厨房にいる店員は案外いかついのでここは配慮をしなければならない。
麺の硬さ・味の濃さ・油の量
を選べる。
我輩は、あっさり系が好きなのでいつも味を薄める。
町田商店はほかの家系に比べて普通でもちょっと濃いめ。
初めてラーメン屋に行くのであれば、普通で攻めて見ていいと思う。
④椅子に座ると見せかけて、うがい手洗いに行く
あんなにも親に言われていたことを、大人になってみんな忘れていく。
我輩は、若干潔癖症気味なので、外に行き、建物の中に入る際は、必ずうがい手洗いを忘れない。
うがいをしすぎてのどの免疫が弱まってしまったほどである。
やりすぎもよくないという神々からのお告げであろう。
※町田商店の水圧は予想以上に強く、ちょっとひねっただけでこれでもかというくらいの水が出てくるので注意。最悪、テーブル席のお客さんに水をかけることになる。
⑤椅子に座り、荷物を足元のかごに入れる
1人で行く際はカウンター席に案内され、2人以上だとテーブル席に案内されることもある。
吾輩は、潔癖症気味なので、リュックを背負ったまま椅子に掛ける。
なんならアウターに豚骨の臭いがつくのがいやなので、リュックの中にアウターをねじ込む。
ぱっつぱつのリュックを見て、なにが入っているのか気になるお客の目線を感じることもあるが、まぎれもなくアウターであることをここで言及しておこう。
⑥ラーメンが来るのを待つ
町田商店の店員は先ほども言ったように元気である。
麺が茹で上がると、店中に響き渡る厨房のあんちゃんの
「あぎゃりやすっ!!!!」
が聞こえてくる。
それに続いて、ホールにいるねえちゃんが
「あぎゃりやすっ!!!!」
自分のラーメンが出来上がるのは我輩の経験ベースでいくと3あぎゃりやすくらいのタイミングだ。
よく耳を傾けておくといい。
心に余裕のあるものは
「あぎゃりやすありやすっ!!!!」
と叫んでみるのも気分転換によいだろう。
⑦ラーメンをいただく
いよいよ、待ち遠しにしていたラーメンが届く。
味の薄い濃いがあれがお声がけしてくださいなんて、やさしい一言を添えてラーメンを届けてくれる。
ここでだ。
あんなにも親に言われていたことを、大人になってみんな忘れていくあれだ。
「いただきます」
この一言を忘れていないだろうか。
みんながやっていないからいいやではなく、命をいただく以上、どんなにその店が白けていようと、この一言は忘れてならない。
「郷に入っては郷に従え」的なことわざに自分を合わせるのであれば
「いただきゃすっ!!!!」
と言ってもいいだろう。
とにかく、ラーメンが出来上がるまでにかかわったすべての人を思い、そして私の命にさせていただきますの感謝の気持ちいっぱいにして、いただこう。
⑧たまねぎを入れまくる
町田商店のもう一つの特徴として、トッピングにみじん切りの玉ねぎと緑色の怪しい漬物が無料で食べられる。
明らか緑色の漬物は着色料万歳な感じのやあつなので我輩は食べたことはないが、たまねぎとスープの愛称は凄まじい。
血液をドロドロにする豚骨スープと、血液をサラサラにするたまねぎの戦い。
ここにも、お客様の体調を第一に考える町田商店のやさしさが垣間見える。
確かにほかの店に比べて体格の良いお客様は見られない。
二○系の店舗は、ところがどっこい、まるで千と千尋の神隠し的あのシーンを思い浮かばずにはいられない。
炎上商法である。
⑨スープを飲み干し、店員をチラ見する
町田商店に来た以上完まく券をいただかない術はない。
スープを飲み干し、店員にチラ見でアピールせよ。
そして囁くのだ。
「ごちそうさまでした」
と。
「ごちゃりやすっ!!!!」
でもよい。
とにかくしてやったぜ的な雰囲気を出さないと店が忙しければ忙しいほど気づいてもらえない。
吾輩は、このチャンスを今まで5回は逃している。
クールぶってさりげなくスープを飲み干し、帰っていては最後のヒーローにしか与えられない
「かんまく一丁いただきました、ありがとうございます!」
の掛け声が聞けない。
⑩完まく一丁の掛け声を背に、店を颯爽とさる
完まく券を受け取り、店中に広がり、もしかしたら隣のすき家にもあわよくば聞こえているのではなかろうかあの声を、誰に対して言われようが関係なく、人間が生み出した料理の中で神がかり的おいしさを見せるラーメンにすべての感謝の矛先を向け、さらに今生きていることに感謝をし、しっかり入り口から出よう。
これらすべてをマスターした君は、常連と認められたものにだけ与えられる町田商店の特別カードをもらえるのも、夢ではない。
ちなみに正直に言うが、これは友人のもので、俺は1回も完まく券を満杯にしたことはないのであった。
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