山形に帰省し、必ず食べに行くおすすめラーメン屋&そば屋3選
ご無沙汰しております、林です。
最近は山にこもったり、ランジェリーパブに行ったり、加藤鷹さんの本を買いあさって読んでみたり、大変生物的に充実した毎日を過ごしている。
特に、加藤鷹さんの本は非常に興味深く、公然でも堂々と「おっぱい」という言葉を口に出せるようになるくらい、「おっぱい」に対する抵抗がなくなった。
今後、我輩と一緒にいる際、「おっぱい」という言葉を発しだしましたら、どうか距離を置かないようにだけ、切に願うばかりである。
さて、こんな我輩だが、春休みは就職活動で実家に帰ることができなかったため、9~12日の4日間、山形に帰省していた。
なにをしていたかというと、さくらんぼ詰め。
ひたすらさくらんぼを箱に詰める作業をしていた。
我輩のばあちゃんは、今年で81歳になったのだが、今でも現役で農作業をしている。
びっくりするくらい元気で、最近は
「鳴き声がうるさい」
というなんともデンジャーな理由で、畑にあったキジの卵をつぶしまくったらしい。
我輩は、命に対して非常に厳しいので、我輩のデンジャラスばあちゃんを叱った。
「命を殺しちゃだめでしょ」
そしたらデンジャラスばあちゃんは笑いながら言うのだ。
「むしょげだら、大変なごとになんべした!」
・・・
むしょげるってなんだ。
ばあちゃんと話してるだけで意味の分からない言葉が湧いてくるのでとても楽しい。
たった60年の歳月でこんなにも山形弁というものがなくなってきていると思うと、時の流れはこわいなとつくづく思う。
まあオバマ大統領も突然花笠音頭を踊りたくなるくらい面白い話はこれまでにして、我輩が帰省したら必ずいく山形のおいしいラーメン屋&そば屋さんを3店舗ご紹介しよう。
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おすすめラーメン屋&そば屋3選
実は山形、ラーメンの消費量が全国で1位。
それゆえ、横浜に越してきた時のラーメンのレベルの低さに愕然とした。
「こんなラーメンを食べるくらいなら、家でそうめんを食べたほうがましだ!!!」
そう思ってしまったくらい、ラーメンのクオリティーが高いと股を張って言える。
この我輩がおすすめするラーメン屋にはずれはない。
絶対にないと思うが、もし、もしも山形にくる機会があるときは、ぜひ行ってみてほしい。
①城西金ちゃんラーメン(山形県山形市)
ここは、我輩が小学校2年生の時から通い続けているラーメン屋だ。
鶏ガラベースのシンプルな味で、店が押しているのは「中華そば」。
山形はしょうゆラーメンをわざわざ中華そばというクセがあるのも独特。
我輩がいつも頼むのは「味噌ラーメン」。
山形の赤みそがついてきて、これをスープに溶かして食べる。
シンプルな中にも、味噌の濃厚なメロディーが口の中に広がり、カプサイシンに反応した身体からは汗がばくばく出る。
麺にもこだわりがあり、自家製手もみ麺。
麺は縮れていて、へにょへにょしている。
へにょへにょしているが故、麺によくスープが絡まり、やけどする。
舌はやけどしやすいのでみなさん気を付けてラーメンを食べてほしい。
小学校低学年までは、帰る際におもちゃを貰え、座敷の席に優先的に案内してくれるので、家族連れでも安心だ。
②こう路(山形県東根市)
こちらは、東根市にあるとんこつラーメンのお店。
家族で経営していて、厨房には店主の父と母がよくお手伝いをしてる。
しかし、店主以外元気がない。
店主は独特の「どうも、どうも」
という威勢のいい声を発しているが、奥さん、おじいちゃん、おばあちゃんは元気がない。
もっと元気出していこう。
元気はないが、ラーメンはおいしい。
こちら店でも大人気のもやしラーメンなのだが、目の前に出てきたら、有無を言わさず写真を撮りたくなってしまうような絶妙なスタイルをしている。
麺切りの独特なカーブを活かし、スープの上に乗せられたもやしたちは、まさかこんなおしゃれな自分たちがこれから食べられてしまうなんてことは一切考えていない。
そこにレンゲですくったスープをかけ、口に運ぶ。
もやしたちはそこで気づくのだ。
「このお店、店主以外元気がない。」
東京で修業した店主が関東のとんこつの味を受け継ぎながらも、山形のシンプルにラーメンを決め込む文化を忘れていない。
とんこつに苦手意識のある山形県民にも親しまれている臭みのないラーメンなのだ。
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③一休庵(山形県山形市)
最後にご紹介するのは、こちらのお店。
実は山形はそばもおいしい。というかなんでもおいしいのだが・・・。
こちらのお店はお店に入るや否や、油臭い。
なぜ油臭いのかというと、お店で人気のゲソ天を揚げまくっているからだ。
注文が入ってから揚げられるこのゲソ天は、ママが
「どうしてこんなにサクサクに揚げられるんだ!」
と驚愕するほどサクサクに揚げられている。
以前までは、100円で売られていたのだが、今では店を改築したためか150円になっている。
それでも頼みたくなってしまうゲソ天は素晴らしい。
注目のそばはこちら。
郷土料理「冷たい肉そば」だ。
山形のそばはとても太くコシがある。
そしてなんといってもの麺の上に載っている鶏肉がおいしい。
親鳥が使われていて、とても噛みごたえがあり、クセになる味だ。
そばに絡まる油がそばの啜りをスムーズにさせ、啜りに啜りすぎて、げっぷが出る。
こんなにもシンプルでいいのかと原宿にいるファッションのカリスマも驚いている頃であろうが、一世を風靡したモノクロブーは言う。
「Simple is Best」
ネギと鶏肉しかのっていなくても、そばのシンプルな味を楽しめる、The Yamagataな味である。
おわりに
いかがだろうか。
初めて食レポをしてみて思ったのだが、どうやら我輩は向いていないようだ。
正直言葉で味を説明されても、いまだかつてその味をイメージできたことがなかった。そして行ってみたいと思ったこともなかった。
だからこそ新たな食レポの形を築くため、おすすめのお店をあえてディする。
そうすることにより、なんか行ってみたいと思わせることに成功するのではないかと勝手に思い込んでいる次第である。
夏休みは1か月山形に帰るので、その際もひたすらディスっていこうと思う。
我輩の成長と山形元気指数の底上げに貢献しよう。
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