夢追いきのこ

「基本どうでもいいけどたまに深い」をコンセプトに、常にふざけ、時に熱く、きのこの日常で感じたことやふと感じたこと、ときに感じたことや、いつも感じていることを感じるがままに感じる日記

ヤバい母校の男子校に女子生徒が入学するお話

我輩の母校、山形県立山形南高等学校。

 

高校バスケのファンである方は知っているかもしれない、バスケの名門校。

 

山形では、その名を知らぬ者はいない、進学校かつ公立校では珍しい男子校だった。

 

そんな母校に女子生徒が入ると、つい最近盛り上がったのは記憶に新しい。

 

www.kahoku.co.jp

 

Yahoo!のトップニュースになり、地元のメディアにも取り上げられ、Twitterでは卒業生が賛否両論、「セックス」「勃起」などの変態発言を繰り返していた。

 

山形南高校は、校則で男子のみの入学を規定しているわけではなく、実質共学。伝統的に男子のみの学校だった。

 

学校は、本当に汗臭く、野蛮人の集合体だ。

 

体育の時間となれば、上裸になりながら運動をするのは当たり前。

 

いきなりパンいちになりだす輩もいる。

 

なにを隠そう、学園祭は常軌を逸している。

 

 

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 例えば、出店。

 

3年生のクラスと、部活動の希望者が店を出すのだが、店名のネーミングがすべて下ネタ。

 

このありさまだ。

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これは困ったもんだ。

 

そして

 

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あ〜。

 

 

 

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こういう看板を夜な夜な作っている学生集団はおそらく、この世界にいないだろう。

 

この伝統は受け継がれるのだろうか、すでにないのだろうか。

 

そして、珍しいものだから山形中の人々が我々の学祭にやってくる。

 

市内の女子高生をはじめ、市外の女子高生、県外からは宮城の女子高生

 

おばあちゃん。

 

おばあちゃんも下ネタを見にやってくる。

 

「下ネタは世代を問わず愛され続けているのだ」と思春期であるお猿さんたちは勘違いをしたものだ。

 

我輩のクラスの店名は

 

「20㎝少年」

 

この由来は、我輩のおち○んち○んである。

 

なぜかこの時、

 

我輩の竿が20㎝あるのではないか

 

下手すれば竿にしてワカサギが釣れるという噂が流れていた。

 

我輩も、その噂に誇りを持ち、なにを勘違いしたのか、股を張り歩いていたのを今でも覚えている。

 

ちなみに巨ちんではない。

 

こんなことを書くと、堤 幸彦監督からオファーがくるのではないかと大変心配しているとこらだが、お風呂あがりには化粧水をつけ、ジムに通い、いつ脱いでもいいよう備えていることは公言しておこう。

 

監督、オファー待ってます。(AVお断り)

 

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学祭が終わると雄たけびを上げながらグラウンドに集まる。

 

そして、毎年恒例のフォークダンスに男どもは全力を注ぐ。

 

女性と年に1度、手と手が触れ合えることに興奮し、髪をカッチカチに整え、キメ顔をする。

 

8割の人間は童貞なものだから、それはそれはもうその一瞬が嬉しくて仕方がない。

 

残りの2割は、彼女とフォークダンスに精を出すか、もしくは帰って精を出しているか、どちらかだ。

 

未だ嗅いだことのない女性の香り、触れ合う手のぬくもり、竿が勝手に勃つ体験。

 

 全てが夢のよう

 

その傍ら、体育館でバスケ部は練習。

 

何かを成し遂げるには、犠牲が必要であることをバスケ部に教わった。

 

天と地の差であることは言うまでもない。

 

そんな我々の姿に嫌気がさし、市内の女子高と合同でやっていた前夜祭も我々の代で断られたことを今でも覚えている。

 

こんな学校に女子生徒が一人だけ入学するのだから。

 

環境は人を変えるなんて言葉があるが、その女の子が体育の時間に上裸になりださないか心配だし、ましてやパンいちになりださないかさえ心配だ。

 

女子の下ネタはエグいと聞くから、学祭の店名のクリエイティブ性が上がり、もっと過激なものにならないか心配だ。

 

週に1度、ダンスの授業がはじまり、女子高生の取り合いにならないか、先輩は心配だ。

 

女子トイレがないため、男子はトイレの使用が禁じられ、たっしょんがスタンダードになり、学校の土が肥え、農業の高校にならないか、本当に心配である。

 

そもそもなぜ彼女は男しかいない高校に入学を決心したのだろうか。

 

我輩はどちらかというと嬉しい。

 

学校が社会の目を気にし、これまで受け継がれてきたいろいろな伝統が薄れていくと思う。

 

次の学年はそんな先輩に憧れ、また数人の女子が増え、その連鎖で10年後には女子高に。

 

OBは、母校が女子高になったことで高校の先生に憧れ、フォークダンスが授業の主流に。

 

フォークダンスじゃ飽き足らず、他のすべてのダンスにも手を出し、EXILEに憧れる若者たちが集うEXILE養成学校になるだろう。

 

我が母校の末路が見えてしまった。

 

こんな高校で育つものだから、我輩は自由な発想、イカれた感性を備え、自分はめっちゃオシャレだと思っているファッションはディスられ、またランドセルを背負い、チャリで片道40分の通学路をひた走っていた時もあった。

 

これには深い訳があったのだが、後々ブログで取り上げることにしよう。

 

ちなみにいじめられていたわけではない。

 

 

本当にこの学校に入学をして良かったと思う。

 

このブログを読んでいる山形の中学生諸君。

 

もし南高に入学したいのなら、今あるその欲望に正直に生き、下ネタを磨くんだ。

 

そして面接の自己紹介では

 

「おっぱいが大好きです」

 

と正直に自分をさらけ出そう。

 

自分に素直な人間が

この世界を熱くする。

 

試験まで後1年弱、健闘を祈る。

 

 

未来の校長より

 

 

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