eBayで10万円のNIKEスニーカーを買ったら偽物で返品・返金をぶっかましてやった話 BEN&JERRY’S CHUNKY DUNKY SB ダンク LOW編
これは嘘のようで本当にあったお話。
前回書いたこちらの記事に引き続き、連発して他のセラーから偽物を買ってしまい、返品をぶっかましてやったので、ここに記す。
前回と違うところは、セラーが偽物を販売したことを少しだけ認め、一部返金を求めてきたこと。
しかし、我輩は本物以外に興味はない。
しっかりと返品をぶっかましてやった。
7月19日 eBayで再びブツを買う
この日、再び我輩を例のブツを購入した。
SB ダンク LOW X BEN & JERRY’S CHUNKY DUNKY(エスビー・ダンクロウ・ベンアンドジェリーズ・チャンキーダンキー)もご多分に漏れず、現在世界で約18万円くらいで取引されている生粋のプレミアムスニーカーだ。このスニーカーの元値は1万2000円程。圧倒的プレ値でハゲちぎってしまう。
前回同様、偽物だとは知らず7~8万くらいで販売されているものに入札し落札した。これも関税や送料を含めて約10万円程。本物であれば6万円以上の利益になるはずだった。チクショウ。
実際に落札したファッキン販売リンク↓
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8月12日 自宅にブツが届き速攻でFAKE BUSTERSに出す
こちらはコロナの関係で届くのに約1ヶ月程かかった。
時系列的には、前回のスニーカーが偽物であるということがFAKE BUSTERSから連絡が来た後に届いたので、これも速攻でFAKE BUSTERSに出した。
届いたのがこちら。
うん、何度見ても本物か偽物か、素人には全くわからない。
そしてこのスニーカーに至っては、偽物が出回っている情報や偽物と本物を比較している情報はネットに転がっていなかった。
しかもデザインを見る限り、そう簡単に模倣できそうにもない。
とか言って偽物だったのだから、もう我輩はスニーカーを販売している輩を誰も信用できない。
8月24日 「偽物」との鑑定結果が届き、半ギレでセラーに連絡
もう説明はいらないだろう。
しっかりとフェイクをバスターされた。ちなみにこれで3回目。こんなにもこの画面を見ているのはおそらく我輩とフェイクをバスターしている鑑定士くらいだろう。
こちらもキレながら呆れた気持ち半分で、セラーに返品してくれと連絡をした。
「説明文を明確に書いたし、本物であると証明できない旨も書いたから返品できない」とセラーからお決まりの連絡
返品に応じないセラーは同じ言い分で返品をできないと言ってくる。手慣れたもんで、この説明で返品を諦める人がいるのだろう。全くけしからん輩である。
我輩はもちろんそんなのには騙されず、一度経験をしたので圧倒的自信を持って反論をした。
「スニーカーはあげるから一部返金を受け入れてくれ」とセラーから連絡が。アホなの?
反論した後に下記連絡が届いた。
I will give a partial refund. But I’ve already went thru the same thing with shoes that were not unauthentic and they filed a claim simply because they did not want the shoes anymore. And automatically ebay sides with a buyer who claims they are not authentic without trying to follow protocol so I was forced to give a refund AND they kept the shoes anyway.
要約すると、過去に本物だと証明されていない靴を販売したことがあり、eBayに全額返金を強制され、バイヤーは返品もせずに偽物を履き続けている。スニーカーはあげるから一部返金にしてくれ。ということだ。
この言い分は、確実に知らんがなオブ・ザ・イヤーのグランプリを受賞できる。
全くもって意味がわからん。知らんがなすぎる。
そこで我輩は「全額返金してくれ。偽物はいらんがな。ちゃんと返品するから安心しろ」と返信をした(実際は超丁寧な口調で返している)。セラーからはそれに対する返信が来ることはなかった。いつもどおりeBayのカスタマーサービスにエスカレーションをした。
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8月28日~31日 eBayのカスタマーサービス担当者に偽物である証明書類を送ったら速攻で返金される
我輩は手慣れた手付きでカスタマーサービスの担当者に証明書類を送った。
ここからが前回の返品方法と違うところである。
なんとすぐにPayPal上で返金処理をされたのである。
これはおそらくだが、セラーが一部ではあるが返金を受け入れたため、eBay側は返品の方向で進めたと思われる。
我輩は再びスニーカーをぶっ壊す覚悟をしていたので、少し安堵した。
9月1日~5日 PayPal上でセラーから国際便の郵送コストを支払ってもらい無事返品
eBayでの返品方法には2種類ある。
- セラーがeBay上で返品用のラベルを発行してバイヤーに指示をする方法
- バイヤーが個人で郵送の手続きをし、セラーに郵送費を請求する方法
である。
残念ながら現在はコロナの影響で1の方法が取れないようなので、2の方法でセラーに郵送費用を請求した。
ここで注意なのが、セラーから郵送費を送金してもらうまで絶対に返品してはならないこと。
我輩は別の返品対応で郵送費を回収する前に返品してしまい、9,000円程未だに返ってきていない。
今回もセラーと少し揉めて郵送費を送金してもらうのにかなり手こずった。
「eBayで送った時は送料2,000円なのになんで4,650円も払わないといけないんだ。」と。
まさに知らんがな。丁寧にヤマトの公式URLも送ったのに日本語だから読めないとか言ってくるのだ。Google翻訳というサービスを知らないのか。アメリカにはGoogle翻訳はないのか。んなわけがない。
偽物を販売する人に、ろくな人間は本当にいない。
どんなに手こずっても、無駄な出費を避けるためにも郵送費を回収するまでは絶対に返品してはいけない。
その後PayPalに入金が確認できたので、無事返品して全ての金額を回収することができた。
とは言ってもこれも
PayPalでの支払い手数料と為替関係での損失(¥4,542)
FAKE BUSTERSの鑑定料(¥3,300)
FAKE BUSTERSに送るための送料(¥2,095)
で約10,000円の損失は食らった。
まとめ やっぱり素人は二次・三次流通のスニーカーに手を出してはいけない
これで読者は2つ目の偽物仕入れ疑似体験をしているわけなので、eBayでNIKEのスニーカーを買おうなんて人はいないと思うが、素人が本物かどうか証明されていないプラットフォームで購入するのは絶対にNGである。
これでまた転売ヤーにもなれぬ、仕入れヤー林のエピソードが世に刻まれたのである。
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