eBayで偽物を買った時の返品方法と注意点 ~3回騙された人が解説するよ~
この記事を見ている人はさぞかし困惑していることだろう。
しかし安心してほしい。
あなたは必ずその商品をセラーに返品することができ、お金も返ってくる。
我輩もナイキのスニーカーをeBayで3足購入し、3足とも偽物で絶望の淵に突き落とされた経験がある。被害額はなんと28万円。
この記事を見ている誰よりも額が大きいのではなかろうか。
しかし、為替の差額とPayPal上での支払い手数料を抜けば、ほぼ全額返金されている。
この記事は、返品をする戦いの最中とても精神的にきつかったこともあり、我輩と同じような境遇の人がその時に少しでも救われたらと思い、綴っている。
参考にしてくれた本望である。
なぜeBayで偽物を購入しても必ず返品・返金できるのか?それは利用規約に明確に禁止であると書いてあるから
では、なぜ必ず返品・返金できると断言できるのか。
それは、eBayの利用規約に禁止であることが明確に記載されているから、である。
利用規約とは、そのサービスを利用する人へのルール。国でいう憲法や法律のようなもの。我々は日本人である限り、日本の憲法と法律を守らなければならない。守らないとお分かりの通り逮捕されたり、罰則を受けたりする。
それと一緒で、eBayの利用者はeBayの利用規約を守らなければならない。
その利用規約に禁止事項として記載されているのだから、返品・返金されないわけがないのだ。
では具体的にどこに何と書いてあるのか、紹介しよう。
Counterfeit item policy:偽装品や無断コピー品をeBayに掲載してはならない
「Counterfeit item policy」とは、直訳すると「偽造品対策(偽装品ポリシー)」という意味である。
この規約の一番最初に
本文:We don't allow counterfeit items or unauthorized copies to be listed on eBay.
直訳:偽造品や無断コピー品をeBayに出品することはできません。
とはっきりと書いてある。
Authenticity disclaimer policy:アイテムが本物であることを確認できない場合は、eBayに出品することができない
「Authenticity disclaimer policy」とは、直訳すると「真正性に関する免責事項」という意味である。
この規約の冒頭2文目に
本文:If you can't verify an item is authentic, it can't be listed on eBay.
直訳:アイテムが本物であることを確認できない場合は、eBayに出品することはできません。
と書いてある。
つまり、eBay上では偽物を出品してはいけないし、偽物であるかどうかわからないものも出品してはいけないのである。
返品依頼をして返金されるまでの流れ
では具体的に返金されるまでの流れを見ていこう。
パターンとしては3つだ。
- 返品依頼をして、セラーがすぐに受け入れ返品・返金するパターン
- 返品依頼をしても、セラーが返品を断るが、一部返金は認めるパターン
- 返品依頼をしても、セラーが返品を断り返金も完全に拒否するパターン
サイト上での具体的な申請方法に関しては、他の記事でも紹介されているので割愛する。
それぞれどういった流れか、説明していこう。
1.返品依頼をして、セラーがすぐに受け入れ返品・返金するパターン
このパターンは非常に楽。
偽物が届いたので返品・返金をしてほしい旨をセラーに伝え、穏便に返品・返金の対応がされるパターンだ。
注意点としては、送料について。
送料は、基本的に出品者の問題で返品される場合は出品者の負担になる。
そのためセラーから返品ラベルを受け取るか、もしくは郵送にかかる料金をPayPal経由で受け取らない限り、商品を送ってはいけない。
我輩はこれをやってしまい、9,000円弱損をしている。
具体的な出品者とのやりとりや一連の具体的な流れを知りたい場合はこの記事を見てくれ。
2.返品依頼をしても、セラーが返品を断るが、一部返金は認めるパターン
このパターンは少し面倒。
返品・返金依頼をしても、セラーが何かしらの理由で返品を断ってくるが、一部返金は提案してくるパターンだ。しかし商品は偽物。食い下がってはいけない。
セラーとのやりとりで3日以内に問題が解決しない場合は、eBayのカスタマーサポートに問い合わせができるようになる。
それを活用するのだ。
しかし、ここでも注意点が2点ある。
1点目は前述している通り、送料について。セラーから送料を受け取るまで返品してはならない。
2点目は偽物であると証明する資料について。カスタマーサポートに問い合わせをすると、受け取った商品が偽物であるということを証明する第三者もしくは製造元の証明書が必要になる。
しかもそれを3日以内に準備して送らなければならないため、偽物であるかどうか曖昧なままでの問い合わせは極力避けた方が良いだろう。
今回例に出しているスニーカーに関しては、「FAKE BUSTERS」というサービスを利用するのがおすすめだ。
また具体的な出品者とのやりとりや一連の具体的な流れを知りたい場合はこの記事を見てくれ。
3.返品依頼をしても、セラーが返品を断り返金も完全に拒否するパターン
このパターンが一番厄介で面倒。
返品・返金依頼をしてもセラーが難癖を付けて一切応じないパターン。連絡がこない場合もここに当てはなるだろう。
まずは2と同様、3日経つとeBayのカスターサポートに連絡できるようになるので状況を説明し、問い合わせをする。
その後も2と同様、偽物であるということを証明する資料を提出する。
この後が2と違うところ。
なんとeBayのカスタマーサポートから商品を破壊して捨てることを求められる。
実際にそうした写真までは求められないが、書面にサインをしてそれをeBayに送る必要がある。
その後に、eBayから返金される流れだ。
返品対応をしなくても良い、という点では1と2と比べると楽ではあるがセラーとeBayとのコミュニケーション負担は一番大きい。
具体的な出品者とのやりとりや一連の具体的な流れを知りたい場合はこの記事を見てくれ。
まとめ:偽物を売るセラーにマシな人は誰もいない。偽物を買わないように細心の注意を。
3名の偽物を販売するセラーとやりとりをしたが、マシなヤツは誰ひとりもいなかった。
偽物を購入して良いことなど何一つもないので、そもそも購入しないように細心の注意を払おう。
- 偽物を購入しても必ず返金される。慌てず対処しよう
- 返品依頼をする前に偽物である証拠を揃えよう。できれば第三者の証明書を準備しよう
- 返品は、セラーが返品ラベルを送るか、送料が送られるまで待とう
- そもそも偽物は買わないように細心の注意を払おう